歯周病治療とは・・・
歯磨きの時に血が出る、口臭が気になる、歯がグラグラする。こんな症状があったら歯周病かもしれません。歯周病とは歯と歯ぐきの境目に汚れがたまりそこに多くの細菌が停滞し(プラーク)歯ぐきが赤くなったり、腫れたりします。この状態が歯肉炎と呼ばれる病気です。歯ブラシをして血がでる状態です。
そして、進行すると歯を支える骨が溶けて歯が動くようになり、最後は抜かないといけない状態になります。この状態が歯周病と呼ばれる病気です。
虫歯と似ているけどどう違うの?
虫歯は歯に穴をあけてしまう症状をさし、歯周病は歯茎や骨を溶かし炎症を起こす症状をさします。
歯周病は歯の神経などに直接の刺激がない分、虫歯と比べてほとんど自覚症状がありません。
(※患者様によって個人差があります)
歯周病で歯が動いてしまうことご存知ですか?
歯周病が悪化すると、歯が動いて歯並びが悪くなることをご存知でしょうか。
歯周病に罹患した人の30~50%ほどに歯が動く症状が現れるといわれています。
このように病気が原因で歯が動くことを「病的移動」といいます。歯周病が原因で歯が動いてしまう理由は次のとおりです。
・噛み合わせのバランスが崩れることによる歯ぎしり
・歯と骨を繋ぐ繊維の破壊
・前歯の負担の増大
・舌や唇の力の変化
歯周病が進行するにつれて、特定の歯への負担が大きくなり、歯が傾いてしまいます。悪化すると、傾いた下の前歯が凸凹した歯並びとなり上方向に伸びます。
その結果、上の前歯が突き上げられて出っ歯になるのです。
こんな部位に注意!~どうしてここが歯周病に?~
歯周病は、口腔内に潜む歯周病菌によって引き起こされます。
歯垢や歯石に含まれる歯周病菌が毒素を出して歯茎や歯槽骨を破壊し、歯茎の赤みや腫れ、歯の揺れなどを招きます。
歯周病は歯垢や歯石があるところに発症しますが、特に親知らずの手前の歯や歯と詰め物・被せ物のすき間にできることが多いです。
親知らずは横向きや斜めに生えてくることが多く、歯ブラシがしっかり届かなくなることで清掃状態が悪くなります。
また、補綴物と歯がしっかり接合していない場合は、そのすき間に歯垢や歯石が溜まります。
歯周病って治るの?
しかし、歯周病になる前の万全な状態に戻すことが難しいという意味であり再生療法などで症状の改善は行えます。
また歯科衛生士での治療や指導、セルフケアも大事になります。
お家でできるセルフケア
ヘッド(ブラシ)部分がなるべく小さいものを選びましょう。歯を1本1本磨きやすいためおすすめです。
ペンを持つくらいの力で軽く細かく磨きます。歯磨き粉は多くつけても効果はあまりないので適量つけて磨いてください。フロスや歯間ブラシを使って歯ブラシでは届かない部分も丁寧にお手入れしましょう。スクラビング法もおすすめです。
正しい歯磨き方法を知りたい!歯周病じゃないか診て欲しい・・・
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口臭でお悩みの方もご相談ください
むし歯や歯周病がある方、これらの病気のリスクが高い方は口臭が強くなる場合があります。
近年では、口臭に悩みを抱える方が増加傾向にあり、それに伴い口臭を治療するという選択肢も広く知られるようになりました。
口臭の悩みは周りの人に打ち明けにくいため、悩みを抱え込んでしまう方もいるでしょう。
当院では、口臭の悩みに寄り添い、原因にアプローチすることで解消しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。