マウスピース矯正は痛みますか?
歯を動かすときは、どうしても歯に負担がかかるため痛みが生じます。ただし、マウスピース矯正は0.25mm以下の移動になるように設計されているため、歯への負担を最小限に抑えられます。ワイヤーの力で動かすブラケット矯正と比べて、少ない痛みで矯正できます。
また、マウスピースは薄くて歯の形に合っているため、でこぼこしているブラケットと比べて口腔内を傷つけにくいことも痛みが少ない理由の1つです。
マウスピースを装着する以外に必要な処置はありますか?
マウスピースの特徴を引き出すために、補助装置の使用や処置を検討します。例えば、アタッチメントと呼ばれる1mmほどの装置を歯の側面に取り付ける場合があります。そのほか、歯のサイズを小さくして歯の移動するスペースを作る「ディスキング」、ゴムの力で歯の移動をスムーズにする「ボタンとエラスティックゴム」などを患者さまに応じて使い分けます。
ブラケット矯正とマウスピース矯正の治療期間は同じですか?
ブラケット矯正とマウスピース矯正の治療期間や結果に大きな差はありません。ただし、歯並びの状態や患者さまがどれだけ適切にマウスピースを使用できるかによって、治療期間が変動します。
マウスピース矯正のときにワイヤーやブラケットを使用することはありますか?
歯並びの状態によっては、マウスピース矯正とブラケット矯正を組み合わせる必要があります。マウスピースの一部をカットして、可能な限り外側から見えづらい部分にのみブラケットを装着します。
マウスピースは1日どれぐらいの時間の装着が必要ですか?
基本的に、1日20時間以上の装着が必要です。食事と歯磨き以外のときは常に装着いただければ、20時間は超えます。
治療期間はどれぐらいですか?
治療期間はブラケット矯正とほぼ変わりませんが、マウスピース矯正はPC上でシミュレーションを行うことで症例によっては短期間で矯正できます。詳しい治療期間は歯並びの状態や治療の進み具合で変わってきますので、随時ご確認ください。
ブラケット矯正とマウスピース矯正での歯の動き方の違いを教えてください
マウスピース矯正は、専用のソフトウェアを用いてシミュレーションし、歯の動きを設定します。そのため、無駄なく理想的な位置へと動かせます。最小限の力で歯を移動できるため、歯と骨への負担が少ないことも特徴です。対してブラケット矯正は、大きな力で歯を大きく動かすため、それだけ歯と骨への負担も大きくなります。
マウスピース矯正ができない歯の条件とは何ですか?
確かに、ブラケット矯正と比べて一部の症例に対応できないケースもございますが、基本的にどのような症例でもマウスピースで矯正できます。実際に歯並びの状態を確認しなければ判断できないため、まずはお気軽にご相談ください。
マウスピース矯正をしていることは周りの人にバレますか?
マウスピースは透明のため、周りの人に気づかれにくいです。対してブラケット矯正はワイヤーが目立つため、一目で矯正していることがわかります。
マウスピース矯正中に発音がおかしくなったりしませんか?
新しいマウスピースを装着してから2~3日は、多少の違和感を覚えるかもしれません。スピーチやプレゼン、大切な商談など、正しく発音したい場では、マウスピースを外すことを検討してください。一時的にマウスピースを外すだけで矯正期間が延びることはありません。
マウスピースを装着したまま水分補給をしても大丈夫ですか?
虫歯のリスクが高まるため、水やお茶など糖分を含まない飲み物を飲む場合を除き、水分補給のときはマウスピースを外してください。
マウスピース矯正は痛くないと聞きましたが、歯をしっかり動かすのに本当に痛くないのですか?
初めてマウスピースを装着してから2~3日ほどは、しめつけとそれに伴う痛みを感じる場合があります。しかし、2つめ以降のマウスピースの装着時に痛みを訴える方はほとんどおられません。
あごが小さくて歯が斜めに生えていたり重なっていたり、さまざまな方向に生えていたりするのですが、それでも抜歯せずに矯正できますか?
マウスピース矯正は抜歯をせずに矯正するための装置として開発されましたが、無理に歯を抜かずに矯正すると、歯が歯列におさまらない可能性があるので、必要に応じて抜歯をいたします。
失敗することはあるの?
装着時間が短すぎると、歯を十分に動かせません。そのため、患者さまのご協力が必要です。他の理由で矯正の進み具合に問題がある場合は、歯科医師が責任をもって対処いたします。
虫歯や歯周病があってもマウスピース矯正はできる?
虫歯や歯周病があると、マウスピース矯正ができません。しっかり治してからマウスピース矯正を受けていただきます。
矯正用のマウスピースでホームホワイトニングはできますか?
マウスピース矯正用のマウスピースでは、ホームホワイトニングは行えますが、使用するタイミングに注意してください。詳しくは、当院のスタッフまでご相談ください。
インビザラインは最初に全てのマウスピースを作製するようですが、途中で合わなくなることはありますか?
何らかの理由でシミュレーション通りに矯正できない、指定時間の装着ができていないといった場合は、治療計画を立て直すことになります。それに伴いマウスピースの作製も必要です。インビザラインは5年保証のため、保証期間内でしたら作り直しに費用はかかりません。ただし、検査費用は別途必要になります。