知覚過敏とは冷たいものや温かいものの刺激、歯ブラシを当てた時の刺激などにより引き起こされる短時間の痛みで、特に神経の炎症や虫歯がない場合に見られます。
なぜしみる?
歯の表面はエナメル質で出来ており、その内層には象牙質があります。象牙質には目に見えない細い管がたります。象牙質が様々な原因で露出してしまうと、その細い管が神経まで刺激を伝えて痛みを生じます。
起こりやすい状況
- 歯肉が下がっている…年齢とともに徐々に下がり、歯周病でも下がる
- 乱暴なブラッシング…ゴシゴシと力を入れすぎたり、硬い歯ブラシを使用するとエナメル質が削れてしまう
- 歯周病治療後…治療をして引き締まると歯の根が露出することがある
- 噛み合わせが強い…エナメル質が削れてしまう
- 酸性の飲食物を多く摂る…歯が溶けて歯の形態が変化してしまう
- ホワイトニングの副作用…原因は未だ明らかではないが、ホワイトニング材による神経への刺激があると言われている
-
🦷当院での治療法 2種類
- 歯を削らず露出した象牙質をプラスチックで埋める治療法
- 露出した象牙質の表面に専用の薬剤を塗布しコーティングする治療法
- どちらも保険適用です⭐︎
🦷セルフケアでの予防
適切な歯ブラシ圧200g(ティッシュをこすって破れない程度の力)でみがくようにしましょう。歯ブラシは柔らかめ、極細毛、コンパクトヘッドのものを使い、歯間ブラシもお使いの方は太すぎないサイズのものか確認しましょう。歯磨き粉は知覚過敏専用のものを使いましょう。